フィジカル・フィジカル

ひっさしぶりのタモ前起床。決心を固めて歯医者に電話。念のためwww.itp.ne.jpの検索結果をプリントアウト。fai帰りのMから電話、いま新宿でこちらに向かうとのこと。擦れ違い必至なのでカギは開けっぱでレッツゴー。うちを出たとたん、秋本番の涼やかな風。なんて気分のいい朝。富ヶ谷交差点の歩道橋を上ると空が一気に開け、おおきなのびをひとつ。口笛さえ。

ところが1軒目は早い昼休み、しかもシエスタ並の休診時間。だーからデンタルな人種ってのは気に食わねえんだよ。殺意を抱きつつ次々回るが、どこも予約いっぱいだったり昼休みだったり月曜休診だったり。歯医者どもへ。お前らなまけすぎ。自転車ないので汗をかきつつ歩く。お日さまが出ているうちにこんなに気分よく歩いたのはひさしぶり。

おくむらにてせいろ。さすがに診療台に着いて酒臭いのはどうかと思い昼酒は控える。結局9軒に連絡、1時間近く歩き回ったところで入稿の約束があるためタイムアップ。こんな歯医者密集地帯もめずらしいけど、そこで歯科医ジプシーになる自分もどうしたもんだか。帰宅すると客人はごろ寝ちゅう。やや複雑な会話。

おみやげのデリをいただいたり雑事をこなしているともう夕方。客人をふたたび戦場へと送り出し、僕は仕事に切りを付けてふたたび歯医者探し。富ヶ谷、八幡方面は見捨てて、ボられそうなイメージから避けていた松涛方面に切り替える。するとごく近所に1軒発見。飛び込みでも看てくれるとのこと。ところがこれがまあ、さんざんな目に遭うわけで。

もう口を開けてしまってからではすべて遅いんだけど、やー後悔したなあ。というか表参道の須永先生(〜24歳)にしろ外苑前の根間(24〜25歳)にしろ、比較対象がなかったからわからなかったけど、もーのすごく上等な歯科医だったんだっていまさら気づいた。生涯3人目にして、引きましたよハズレくじを。とにかく下手クソ、せっかち、落ち着きがない。のくせして態度は尊大、お客様意識ゼロ、タメ口。

神経抜かれたんだけど、帰宅して麻酔が切れた途端、生まれてこのかたない激痛。そして腫れ。つめものの固着はハンパですぐこぼれちゃったし、噛み合わせの整合もぜんぜんなってないため歯を合わせてるだけでも痛みが走る。痛み止め飲んでも治まらない。左後頭部に鈍痛。胸までむかむかしてくる。明らかに治療前より痛むんじゃ行った意味ないっつの。松涛1丁目の守屋歯科! もう行かない。

TWから半年ぶりに電話。なにかと思ったら連載の依頼。たいへん魅力的な話ではあったんだけど、スケジュール、キャパシティ的にきついこと、その他もろもろから判断してご辞退させていただきました。前にミイマが教えてくれた岩淵まどか方式(笑)のおかげで角を立てず断われたと思う。ともだちには了見狭いーとかせっかくのチャンスをーとか仕事選べる分際かーとか言われたけど、今回は迷いなく。明け方、B入稿。キャプチャで手間取った。