なんとかしなくちゃ

ひとっ風呂浴びて、だーいすきなあの用事のため9時に外出。きょうのご飯が食べられるのも、税金サマのおかげです。ロビーで待たされ例によってきょろきょろしていると、あれ、とひとりの女性に目が止まった。一瞬見たらもう目が離せなくなってた。僕に似てるの、なにもかも。1秒過ぎるたびに驚きが大きくなってくる。見れば見るほど、腰を抜かすくらいそっくりだ。ちらと目が合う。向こうも気づいたみたいで、そわそわしてる。うわ近くに来た!

こりゃやばいな、と思ったのは、たとえば僕がゴン中山に似てるとかスティーヴィ・サラスに似てるとかトッポジージョに似てる、とかって雰囲気めいた話じゃなくて、解剖学的な意味で似てる、というか「同じ特徴を備えている」。髪質、耳たぶ、鼻筋、眼窩、あご。足指の配列、向こうずね、飛び出た膝、骨盤、肋骨、肩のライン。洗練されない手首、頼りない親指、節くれだった薬指。特に骨格において顕著だ。

もしかしたら、他人が見れば別に似てないよって言うかもしれない。でも、この冗談みたいなディティールの被りっぷりはどうだ。お前、鼻押したらしぼんで元に戻っちゃうだろうってくらいの。自分の痛みを相手も知っているような気にさえなる(はい幻想〜)。彼女には悪いけど、僕に似てるってことはおせじにも美人とは言えないわけで、スタイルもちょっとかわいそうなくらいで。でも話してみたいなあ。僕より早く呼ばれて行っちゃったけど、来月の認定もたぶん同じ時間なので、会ったら声かけてみよう、「君、僕に似てるね」<通報される

Oさんにギャラの振り込みを済ませて、これで金銭関係オールクリア。通帳の記帳とかしてみる。この列んだ数字、はかないもんだなあ。細かい買いものを済ませて帰宅。そういや寝てなかったのでベッドでくたばる。枕がよくないようで、気が落ちつかず眠れない。電話したりで午後をやりすごす。

曽根バーのターンテーブルを修理する約束だった! 運良くエレベータで降りてきた曽根さんをつかまえられる。分解、ハンダごて、まではよかったんだけど、いまひとつおぼつかない僕の手つきを見て、曽根さんが「あーいいよ俺やるよ」げ、うまい! なんすかそれ?「いや前の仕事(ゲーセン経営)でメンテもやらされてさー」ハンダの盛り方とか、あきらかにプロっすね。お見それしました。やはりスライダーがいかれていたようで、交換したらパッキリ直ってひと安心。メシごちそうになってアラうれし。ジョッキ2杯。

帰宅、眠いんだけどなかなか寝付けずやるかたない時間。心をうつりゆくそぞろごとで仕事する気も起きない。少しうとうとしたあと、夕食を作ってみたりリョウタくんから借りたMDを聴いたり。佐藤さんから電話あり「飲み行くぞ!」 うーんもうちょっと気が晴れたら。30のUさんより連絡あり、金曜打ち合わせ。

けっきょく夜半、佐藤さんに電話すると曽根バーにいるという。きょうは水曜なので定休のアブラバーマスター原さんもごいっしょ。アンタ休みまで飲んでるんか。テキーラテキーラハバナオレンジ。宙に移動するから来いって。宙ってあの宙?

やー宙、平日はバー営業になっちゃったんですね。いちおうDJ入ってるけど、スタイルは完全にバーDJ。スローハット、テキーラ。狭いながらもせっかくフロアあるんだし、「4つ打ちかけろ!」と騒いだらプーリー先生新譜出してきた! ひとり大盛り上がりで踊り散らす。悪いね、お子ちゃまなもので。お店の子に「いっしょに暮らそう! ところで星は好き? 僕は好きだな。じゃあサバは?」とか酔っぱらいトーク。あれ、佐藤さんの顔色が悪い。不機嫌?

もう出るというので八風家でクッパ。どうやら佐藤さん、宙の常連の子に「コクった」のはいいけど、さっき顔出した瞬間にその子帰っちゃったんだって。わっはっは。曽根バー戻って飲みましょう。タンカレー。んー僕もうギブアップ。シミケンに鍵盤を貸してもらう旨電話。帰宅してるというのでタクって下北、酔いどれのままおじゃまして雑談、5時過ぎにタクって帰宅。今日お金使いすぎ。