その車両全員のツラ見るのって普通でしょ

浴槽睡眠、２時起床。約束の時間を過ぎていて、あわてて身支度、原宿へ。あわててたせいで途中まで気づかなかったけど、大気中の秋粒子が一気に増殖していて、息を吸い込むたびに胸が千切れそうになる。Ｔシャツ１枚で出かけたのは失敗だったな。それにしても今年は季節の断層が大きな年。年寄りはくたばるし僕は切なくなる。

取材先のショップでいくつか確認事項を済ませたあと、Ｂ編集部にて念校。少しやっかいなミスが露呈するがスマートな解決策が見つかってひと安心。帰りの山手線で前に座っていた子があんまりきれいなんでボヘーッと眺めてたら、チャリ置いてた原宿過ぎて渋谷まで行っちゃった。

自分の調子を測るバロメーターのひとつに、街を歩いている娘さんたちがかわいく見える/見えないというのがある。調子のいいときは擦れ違う子みんながキラキラかわいくてしかたないし、逆のときはどいつもこいつもブサイクぞろいで、こんな東京で生きててもいいことなんかありゃしねーなー、とかって思う。環境要因で若干のバイアスは生じるにせよ、観察は100人単位だから偏りはそう大きくは出ないはず。となればやっぱ観察者のコンディションによって有意に差が出るのかな、と。

だからといって見知らぬ婦女子にみとれてひと駅乗り過ごすというのはいかがなものか。リョウタくんに話したら、「お前ビョーキだよ」って。けっ。

渋谷駅のホームでへんなマンゴープリン買って原宿に戻る。Ｍくんと待ち合わせ。短い打ち合わせののち帰途に着く。ふと寄ったDEMODEでたいへんな出会い。あるもんだね、普段まず寄らない店なのにさ、なんか呼ばれてフラ〜って入ってみたら、いたんだよ、長年探してたあの人が。というかあのイカが。

買っちゃいました、JD21。あれよ、丸いパッドがたくさん付いた黄色いイカライクなMIDIコントローラー。覚えてます？　値札なんか見なかった。そんなの知ったこっちゃないって感じ。現状ってことで一応家でテストさせてもらったけど、まあ完動だと思う。マニュアルがないんだけどなんとかなるっしょ。

ここのところ探していたものがつぎつぎ見つかって気持ち悪いくらい。メリーメリーは大阪の古本屋からメールが来た。そんでこのJD21。La B-bopってサイアク下らない12inch（ラ・バンバネタ）は大阪の女の子が譲ってくれた。リーボックのビートニックとAPCのウィンドブレーカー（ケンソウ着用）は、yahooオークション見てりゃそのうち出てくるでしょ。warwickのdolphin proはたまに見かけるけど、これはそうそう買える値段じゃないので除外。

モノより思い出、なんてセリフ言やライフ余さず享受してまーすみたいな雰囲気出るけど、別にそんなこたないよ、ぜんぜん。そもそも行為と所有のどっちがステキなんてばかげた話で。僕はわかりやすく80年代ちっくな人間らしいので、物とそれにまつわる物語が好きと公言してはばからないし、とにかく欲しいものいっぱい。物欲が人生の大きな牽引力になっているし、好奇心や探求心の源でもあるわけで。

だから、欲しい本やレコードやものがなくなってしまうことへの恐怖は、割と強いほうだと思う。むしろ欲しい本やレコードをでっちあげるために本を読んだりレコードを聴いたりしてるのかも、なんてのはちょっとうがった見方だけど。

ハンズが閉まる前にハンダごてを買いに出かける。はい定休日でした。ドンキには置いてない。急に安い鍵盤が欲しくなって道玄坂のサウンドライクへ。あんまりいい出物がないなあ、と思っているとマキから電話、ご飯ご一緒。こないだお休みで行けなかった大橋の太陽へ。ビール飲む。テキーラ飲む。ライム絞る。マキコさん冴えまくっていて、かなりやりこめられました。まあ大筋において君の言ってたことはすべて正しいよ。クソ。

帰り道、肩を掠める風の冷たさに、冬枯れの空さえ思い出される。安いテキーラだったのか、頭痛がひどい。あと虫歯が痛い。夜半コビトから電話。半分寝ぼけててあまり覚えていないんけど説教じみたことを言ったかもしれない。本気じゃないのであまり気にしないよう。

割とどーでもいいことなんだけど、サイト名、「ROOTSY!」に変えました。

あと、ネフ社の積み木が欲しまってます。キュービックってやつが欲しい。
http://www.hyakuchomori.co.jp/naef/
http://www.asahi-net.or.jp/~sf2a-iin/14.html
http://www.rakuten.co.jp/utoypia/397889/
と思ったらこちらでもう取り上げられていました。
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/keibunsh/online/living/