浴槽睡眠、タモリ起き。お世話になった病院の懇談会に向かう。予想外に時間をとられデュプレシャン延期。神保町も寄れなかった。「紋切型辞典」青銅社見かけたらご一報。辞典で思い出したけど角川の類語辞典と逆引き広辞苑も買わなきゃ。

余談ですが、三茶書房のレジスターが新調されましたね。僕はタイプライター10台分はあろうかという打刻音を2階まで響かせる先代のレジスターのファンで、同じ買うならいくぶん値が張ってもその音を聞くがため三茶で買い求めることにしていたのですが、神保町の楽しみがひとつ減ってしまってとても残念です。消費税対応のためとのこと。だから政治ってやつは。なおそのレジスターは倉庫に保存されており、好事家に進呈するのもやぶさかではないとのこと。カートに乗るかな?さてどこに置いたものやら。おい本気かよ。

懇談会で同席したかたに青山まで送っていただく。ABC、収穫なし。六本木や新宿に較べてずいぶん(広義の)アート系に振ってある青山店なんだけど、最近平積みチョイスに疑問多し。しかし僕らの読書偏向ってかなりABCに委ねられていないか?気のせい?僕らって誰?

渋谷へ。黒い十人の女@死ねセゾン。いつものことながらレイトショー立ち見とは何事?コニタン文脈もしくは三宿な連中わんさかにうんざりのなかで、ほんの若干名のリアルタイム組が救い。座布団にあぐらで山本富士子に見入る白髪男性黒タートルネック小柄ツイードジャケット。微笑まずにいられましょうか。

映画自体は悪くない出来です。説明的すぎるきらいはありますが、軽妙なせりふ回しは耳触りよく、フレームワークも意図がはっきり伝わる的確なものです。61年の作品で寝かせ具合も思惑どおり。

いくつかの大切な電話、劇場内にいたため応答できずたいへん心苦しいです。

帰宅。英来訪。寝ちゃって相手してあげられなくてごめん。

百ケン先生、裸体と衣装、芥川(ちょっと思うところあって)