GB Gig、パーティバンドのリハ2回目。おれは手抜きして前セメで作ったStandのリハモ譜を持って行ったのだが、1枚にまとめたほうがよかろうと思って構成を簡略化したら、読めない人続出で混乱を招き、「こんなの読めねー!やり直してこーい」と叱られてしまった。そうだった、言葉も習慣も違う人たちにやってもらうには、アホほど、アホほど噛み砕いてくそ丁寧に作っていくしかないのだ。しかも言葉で追加説明がほとんどできないのだから。以前プロジェクトバンドのときに思い知らされたはずなのに。あーうー。

また、別のナンバーを持ってきた子に対して「先生がキーが低すぎる、上げよう」と言いだして、おれが「じゃあDで」つってガーンと演奏し始めたら、「こんなの高くて歌えない」といって泣き出してしまった。そのままスタジオから走って出てったので、一瞬Dをコールしたおれが悪いのかみたいな雰囲気にすらなり、超もらい事故で勘弁してーと思ったのだが、戻ってきたときに「ごめんDは高すぎたね」って言ったら「ううん、対応できない自分に情けなくなって。あなたせいじゃない」みたいな殊勝なこと言ってくれたのでホッと胸を撫で下ろしたのであった。

泣き出すとか新入社員かよ…と思ったけど考えてみたら彼女は新卒よりさらに何歳か若いのだった。そうだった、若者の中にいるのを最近ちょっと忘れかけていた気がする。それにしてもこの授業、「2周やってコーダに飛ぼうぜ」とか「歌入ってきたらガッと音量さげてコントラスト出してさー」「そんでサビでジャーンってアレか」とか、英語がナマすぎてほんと付いていけない。でももし呼ばれたバンドで現場でわかんなくて死ぬより、いま学校で授業で死ぬほうがなんぼか責任がないので、ほんといい勉強になるとも思う。そう思うしかない。