先月手に入れたSquierのプレベ、3万円後半だったのだが、これがなぜか20万のやつより良くて、弾いている時間はいちばん長い。楽器には性能の良し悪しとか出音の方向性とかいろいろあるけど、結局は触っていて快である、触っていたい、ということを超える要素はないように思う。なんせ触らないと音が出ないからね…。ただ80年代後半のものなので、サビが回っていたり、少しガタがきはじめていたので、オーバーホールを兼ねて趣味の改造を施してみることにした。たまにはこういう間口の狭い話も書き留めておこうと思う。

ここ半月ほどちくちくebayやamazonで安いパーツを集めていたのだが、ひと通り揃ったのできょう着手したのだけれど、出音の目標はピノ・パラディーノとクリス・モリッシーと設定した。というわけでPUはセイモアダンカンのANTIQUITY、IとIIと迷ったけど現代的な出力の大きさをとってIIにした。サーキットはCTSのポットにスウィッチクラフト、オレンジドロップのコンデンサーとド定番で工夫ゼロ。あとペグが軋んでいたのでHipshotのUltraliteにして、カッコつけでPUカバーとブリッジカバーを装着。ブリッジはまだ悩み中なので触らず。

換装は1時間ほどで済んだのだけれど、ノイズが乗ってしまって、原因が特定できず長丁場に。アースちゃんと取れてるはずなんだけどなー。Amazonで銅箔テープをオーダーして、今日のところは投げ出した。そういえばこないだスタマ(StarMarketというこのあたりではポピュラーなスーパーを、日本人同士ではこう言う)でリカルドとばったり会ったんだけど、夏から学校のリペアセンターでバイトするんだって。いいなー! おれもたまになら楽器いじり好きだな。でもこれって亭主の料理好きみたいなもんで、毎日になるとうんざりするんだろう。