1日かけてシコシコつくってたアレンジメントの習作、8割がた仕上がったところで「これ、イトーヨーカドーで流れてるやつだ」という現実に直面してしまい、ものすごい勢いであらゆるヤル気を失くした。現代音楽の人が、すごい難しい無調の曲を何ヶ月もかけて書いた末に「これ殺人事件のときに流れるやつだ」って気づいてしまうのに比べたら、まだ軽微な損害なのかもしれません。

自分のために書きますが、こっちに来てからジャムやアンサンブルをするたび「ああ、この程度の人ね」って顔をされてるわけなんですが(そんくらいは自分でもわかってるんですよ)、16ビートのときだけはみんな「おおっ」って顔をしてくれるので、自分の生命線のひとつは間違いなく16にあるし、それだけは割と通用するんじゃないかと自負しています。こんな慰めめいたことを書いてしまう程度には弱っています。