電話で起こされる。父の容態が急変したとのこと、病院に急行。心臓に何らかの発作を起こして心停止、蘇生をはかるべく心臓マッサージが続けられていました。マッサージを止めると脈動がなくなってしまい、AEDも強心剤も効かなくなっていました。

兄が合流し、母の主治医と、認知で入院中の母を立ち会わせるか相談。立ち会わせることに。3時25分、これ以上の蘇生を試みないことを決め、マッサージを止めて1分も経たないうちに息を引き取りました。家族3人で看取ることができ、結果的にはよかったと思います。

最期に小さく2度だけ、自然に呼吸したのが見て取れました。ひとつの死のかたちでした。夕方には母は父の死も忘却してしまいました。親父。特に何の功績も残さなかったが優しさに満ちて特別に気遣い屋だった人。私があなたを覚えてることで供養と、そして報いとさせてください。お疲れ様でした。