なんというかここのところ耳下腺付近の蜂巣炎を筆頭に体調を崩しに崩し、のち復調し、そのことによってライフイズカミンバック感がとても確かに感じられて、いい気分だ。

朝っぱらにぜんぜん知らない人の相談を受けて軽い文章教室をやった。Twitterなのでちゃんと言語化せねばならず、とても自分のためになった。ついでに少しでも誰かの役に立ってくれればなお良い。僕は富野信者のひとりとして、駆け出しの人に聞かれたことはとにかく相手が嫌にならない限り全力で答えたほうがいいと思っている。それくらいしか老人にできることはないのだから。

きょうは面接4本、のちコンテストのミーティング、あとは通常営業。ストアの生産率が芳しくない。いったん仕事のやり方を伝えて向上しても、めんどくさいのだろう、徐々に元に戻ってしまった気がする。ふたたびインストールしなければならないのだろうか。それはしんどいなー。

遅出のくせに早抜けさせてもらって、ベースのレッスンへ。ほとんど誰にも話していなかったのだが、先月から、生まれて初めて、ひとのレッスンを受けている。ずばずば欠点を指摘してくれるのが、たいへんにありがたい。やはり人に習わないと盲目になっていることは多い。もっと早く、15年くらい前に誰かに付いていればよかったが、いま言っても仕方ないので、いま目の前のことをやろう。しかし今週は多忙と前半のデプレッションで、課題にぜんぜん手を着けられていないのだった。お恥ずかしい。

きびすを返して渋谷nest、楽器ケース持ったままタルトタタンの新生ライブ見る。なんか昔からこうだったかのような感覚で不思議。終わって急いで帰社して少し仕事をして、仮眠。メグの企画書で何度か叩き起こされた気がする。遠慮のないスタッフはほんとにありがたい。1時40分に目覚めて、代官山へピスト飛ばす。淡島湯から目黒川緑道、中目駅から槍が崎へギュンと上ってUNIT。すぐ着いちゃった。

お目当てのサンダーキャット。アイバニーズのフルアコ6弦というゲテモノに、割とずっとタッチワウ踏んでて、たまに歪み。コードワークが多くて、あとパッセージぺけぺけ。例えばトニー・グレイやヤネク・グウィズダーラみたいなアーティキュレーションの良さはない、割と力任せの早弾きだが、そんなことはどうでもいい。いい歌、いい声、いい音楽。ドラムがキープなってないんでびっくりしたけど、いずれにせよいい音楽で、いい気分になった。つまりいいミュージシャンだってこと。

渋谷の街を流して、お茶など寄り道をして帰宅。15年前もこうして明け方の渋谷を短パンでチャリ漕いでた気がするので、もうなんか、ずっと変わんないんだろう。軽やかでとてもいい気分のまま帰宅した。書き忘れたけどサンダーキャットはコード弾きのサスティーン稼ぎに箱鳴りのフィードバックぎりぎりを使っていて、フルアコなるほどなっとくと思った。