来る12月30日、僕が所属するバンド「ルノアール」が吉祥寺スターパインズカフェでライブをやります。時間は夜の7時から。イベントは「フォーク大名10周年記念興行」です。
詳しいインフォはこちらにゆずりますが、18歳当時作った楽曲群を38歳の肉体で奏でるという倒錯、社内バンドなのにプロ経験者が2名、まったくスタジオに入らないぶっつけ感など、聞き所は多岐に及びます。
しかしなにより、聞くべきは18歳のタクヤ少年が初期衝動をぶつけにぶつけたソングライティングでしょう。ここにタクヤの許可をいっさい取らずに歌詞の一部を載せたいと思います。みなさんがこの歳末の忙しい中、この歌詞を読んで、なんなら一部覚えたりして、そんでライブに来てメロディが付いたときに「なるほど」と思ってくれたら、それはほんとうにうれしいことです。


スペースコロニー
スペースコロニーで生まれて 大人になった気がしている
昼下がりの窓を開けて
終わってゆく僕ら そう生を受けてから
望まないことは だけど ずっとしない
コンピュータに囲まれて 情けないねと飲み干すグレープフルーツジュース
沈丁花の夜にしみる
わかってないぜ 誰にだってこんな夜が訪れて
つかみかけた意味なんてどこか消えるの
あてになんないムードでもうエンディング
抱きたいのは本当の
うまくいってたつもりが法廷に
ポジもネガもない
日々を過ごしても変わらない
あいまいな希望と絶望と
言葉に出してちょっとすねる
ときに気がついてる
まるでチューズデーみたいなフライデーナイト
ときめいてもカウントはノー
リバーサイドで亡命中
帰る場所はない
日々を過ごしても変わらない
あいまいな希望と絶望と
言葉に出してちょっとすねる
ときに気がついてる


■狂犬パブロフ
朝昼晩ビール 麦から生まれた
転がり続けて 泥沼にはまる
つらいことあれば つらいことばかり
弱気な呪文も 今日は効き目なし
免疫のない僕のこの胸に 噛みつく犬畜生
それが僕のもうひとつの名前さ 狂犬パブロフ
アキレス腱切れて 医者に止められて
どうせ金儲け 喜んでやめる
ファミコン壊れりゃ もうやることなし
するりすり抜ける 言葉に殴られる
免疫のない僕のこの胸に 噛みつく犬畜生
それが僕のもうひとつの名前さ 狂犬パブロフ
パブロフ
パブロフ



どう読んでも天才の所業ではありませんか。みんな来てね!