スタッフがひとり、転職することになった。上司としてはひどく困るが友人として見ればよかったなーおめでとう!と祝いたい転職先で、なのでそういうムードで送り出したいのだが、やはり去られるのはつらい。なにがつらいって本人の気持ちがもうすでに次の職場に移ってしまっていることが意識外に漏れ出てしまっていることで、それは本人が悪いということではないし当然すぎるのだが、やはり去られる身としてはその放射されるわくわくを受けるのがつらい。

なんてことを思いながら会社のソファで午睡をとったら、夢のなかでそのスタッフを筆頭にこれまで公私問わず自分のもとを去っていったいろんな人が代わる代わる自分に辞表を提出していく、という酷い夢を見てしまい、提出する列の最後に並んでいたのが自分で自分が自分に辞表を出してる、といういたたまれないシーンで「ウワー!」と叫んで泣きながら目覚めた。晩までまともに仕事が手に付かなかった。