どこへ行ったとかなにをしたとかは前日に撮った写真を見て思い出しながら書いているので、記憶のトリガーとなる写真がないことには何をしていたのかさっぱり思い出せない。自他ともに認めるトリ頭で30余年生きてきました。

カメラがないと、目の前をいい感じのじいさんが通り過ぎては「撮りたかった・・・」、枯葉が舞うのを見ては「撮れたのに・・・」と口惜しんでばかりで、それは一種カメラによって視座を拡張されたという側面もある一方、何と言おうか、目が浅ましくなっている。視覚のもったいないオバケ。

思い出した、晩はランプに入ったんだった。ストール、いよいよ降りる練習。毎回コケるものの、毎回ほんの僅かずつ、しかし確実にメイクに近づいている感触があって、いきなりメイクする若い子たちを尻目に、いよいよ老いとはこういうことかとほくそえむ。シュラスコ(あれ?ドネルなんたら?)から薄く肉を削ぐように、1本1本、恐怖心のカタマリにかみそりを入れては削ぎ落としていく作業。

晩はNへ。宏志、オハ、ナベさん、キスギさん、マッス、一緒だった気がする。最近にはめずらしく酒がうまくて、なんかやたらガブガブ飲んだ気がする。帰りは宏志チャリとおっかけっこ。松見坂で調子こいてピスト買ってから最高速を出した気がする。ガスルガスル。