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いい曇り。ジャリ散歩。

　

学芸大学まで、ルパンこと福田さかえさんの個展に。本人いわく「今回女だけで完結する世界描いちゃったもんでさー、ぜーんぜん男が寄り付かないのよ」という作品群は、髪を漉き、虫を愛で、凧揚げに興じる纏足の娘たち。こりゃあしゃーないわな、世の男どもがもっとも苦手なサイドのガーリィだもんな（笑）。

だってあれよさ、纏足ゆうたら、性の玩具としての性能を、鑑賞・実用の両面から高めるべく施された肉体改造。そんな肉奴隷娘に宿るガーリィを、まっすぐ見つめることが得意な男などおりましょうか。いろんなことを考えさせられました。それはとても胸苦しく、つらい時間でした。もちろん別にルパンの絵が酷いわけじゃなくてむしろたいそう素晴らしくて、素晴らしいがゆえに見た者の心にこうも揺さぶりをかけてくるわけです。

帰り道、自転車こぎこぎ、女の子は、ビッチだからゆえにかわいくて、内側がドロドロしてるがゆえに触るとやわらかいんだと、そう思いました。

カフェで待ち合わせ。夕食をこさえてもらう。麻婆豆腐、おいしゅうございました。

深夜に出社。一気に残務、片付ける。