もうここんとこずっと同じパタンだけど、朝っぱらはほぼフラット、陽射しによって吹き出したサーマルウィンドで昼から少しずつザワついて上がりだし、夕方になってようやくヒザオーバーくらいにまとまるけどやっぱりチョッピー、というサイクル。スモールだからって入らないで寝てるのもバカバカしいので、海水浴気分で5時から入った。たまにセットで腰ぐらいのが割れるのだが、これが意外と読めずにうろたえる。沖目で威勢良くてシュワーとかゆってるウネリに限って目の前に来てみるとトロくてお話しになんなかったり、なんのことはないタプンとしたウネリが存外力パワフルに割れたり、波を見る目がまだ全然ついていないのだ。

去年、千倉に合宿免許で行った時の最後のほうは、かなり波が読めていた。ニュータイプというかア・バオア・クーでのアムロよろしく笑い話みたいだけど、わかるんだよ、緩やかなサイクルを維持しつつ、セットから次のセットへとうつろう波の加減が、全身で、なんとはなしに。例えばうまく言えないけど、タプンとしただらしないのが続いて、次の4、5本はちょっと大きくなりつつタプン、引き波がスッと強くなるのを感じたら掘れるミドルが来て、もいちど緩んでからセット1本目、2本目がいちばん強くて、ミドルに戻るかと思いきやいきなりタプン、みたいな。あの時の感じ、波を外から観察するのではなく波の一部になることでその先の挙動が予測できるような感覚、を取り戻せたらいいのだけど、もうちょっと掛かるかな。<109回目>オン、ヒザモモ、トロい、1時間半。