というわけで目覚めるとたっぷり体力も回復していたので、えーと、海だな(笑)。またタイミングよく湘南にうねりが入ってくれたので、平日で人も少なかったし、実に楽しい時間が過ごせた。あと一息で、また何か膜を一枚突き抜けることができそうな気がする。相変わらずあらゆる動作においてジタバタと必死でまったく余裕はない。余裕はないのだが、その無我夢中な瞬間に、心の平安があるのは事実だ。これは逃避なのだろうか。<88回目>銅像前、中オフ、腹胸、ワイド、3時間。

晩、シイナに送ってもらって大森のカツヤ邸に。来週ライブがあるので手伝って、とのことでリハ、および一部ライブでは十全に弾けそうにないフレーズ(笑)の録り。最初からズルいわけよ大人は。テロテロ音を出してるうちにギターの藤枝くんと、なんとはなしに会話、というかセッションっぽくなってしまい、もっぱらプログラミングのカツヤには「プレイヤーどもめ」と妬かれる。しかし楽器を弾く能力と奏でる音楽の内容とは密接に関係あるようで実際あるんだが実のところはあんまりない。ないどころか弾ける人が作る音楽の大半はテイストレスである、という恐ろしい事実もあって、実際のところロクなことないのだが、しかし弾けなければ始まらないこともあるのも事実だ。深夜に時間の制限なくテロテロと誰かと音を出し続けられる、なんて高校生みたいなふぬけっぷりだけど、えーとできれば僕はその高校生の時間を大切にしたい。帰りはカツヤがメルセデスで送ってくれた。