ここのところ3日間、朝の5時からテレビを点けてはときめいていた。テレ朝の新人アナの子、前田有紀というのだけれど、が、かっわいいの。人には趣味の良し悪し、というのがあって、まあ若いうちはみんな、それぞれの思いこみの中で趣味良くあろう、と心がけたりするのかもしれないけど、この年になるともう趣味なんて良ければよいというものでもあるまい、という考えが基本になってきて、むしろ趣味の悪い部分に愛着を覚えたりすらするものだが、それは例えばジュリーが好きとかキリンビールが好きとか西村しのぶが好きとか(笑)そういった類のことで、その点において451と僕に共通した趣味の悪さのひとつが、アナウンサーならテレ朝、という好みだろう。

ここ数年、正確には98年からのテレ朝の女子アナ採用というのはほんとうに鈍くさくて、他局のように未来的な(それこそポストモダン的、といっていいような)思惑と枠ずらし、みたいのが微塵も感じられないまま、あまりに純朴に、首脳陣の心のノスタルジーが赴くまま美人ばかり採っていて、野暮ったくて最高だ。殊にそれは野村真季河野明子ときたラクロス採用において顕著で、冒頭の新人アナもまた、河野明子の後輩にあたるラクロス部出身だというのだから、これはもはやラクロス信仰、ということで片づけてしまってもいいだろう。タータンチェック幻想、と言い換えてもいい。そしてそれは、自らの熱量を注ぎ込むスポーツにラクロスを選ぶ、という自意識のあり方において、選ばれた彼女らもまた純朴すぎ、かつ田舎趣味であり、総体として見れば局首脳陣から現場、視聴者までが鈍くささでグルーヴしていて素敵なのだ。

とか、我が家のテレビ前は毎日そんな話題ばかりです。家で仕事、晩、古今でカイチョウのバースデイ。机に向かっている時間に占める逃避(昨日リンクしたこれがメイン。現在40万点の壁が越えられない。まぶたを閉じるとこのビジュアルが浮かぶのだから、ビョーキだ)の割合が増加傾向にあるのでなんとかすること。