映画漬け。いい加減センシビリティのスレッショルドが(ああ横文字にするとなんて頭悪そうな心地よい腐臭が)振り切れてしまっている感が否めないのだが、それでも、たとえばもう膝も崩れそうな、もしくはすでにソファに崩れこんだ午前5時に、イントロがカットインされた途端フロアに駆け出させるような鮮烈なアンセムが、まだまだザクザク出てくるんだから映画(と掲示板・笑)の底力を知らされた気分である。明るいうちに八幡さまへ散歩、帰りイエンセンでペストリー。晩に仕事。スケボー練30分。足捻りそうになってすげえ焦った。古今で上海へ旅立つシンジとお別れ。別に何も言わなかったけど、でもまあそれでいい。ツタヤへ返却に行くつもりだったのだが、ロッキンなんちゃらスモーキンなんちゃらバレルをまだ観てないことが発覚して、これから観るところ。何にでも走り込みの時期は必要、というのが持論です。

昨年お会いしたときにサイト名を何度聞いても覚えられなくて、関心空間さん関心空間さんと繰り返す、という非礼を働いた大衆決断さんに謝意を示します。彼が02年間ベストに挙げたこれ、教えてくれてありがとう。川村亜紀をうっちゃってこれをベストにする彼の眼力には巨大なシンパシーを抱かせていただく。しかしこれは感涙ものだ。おっぱいの形とかぜんぜん好みじゃないんだけど、このパイ型には俺の胸を鷲掴みにする(胸だけにガッハッハ)ミズ臭いエッセンスが濃縮されまくっていて、見つめると裸体より薄いシルクの戦闘着を想起させる。表情の崩れ方にもネオン街と花束の色が。大好きで大嫌いな水商売に染まっていく女の子の体温、派手な顔つきの子が顔面に負けて金遣い荒くなっていくときのヒールの音。タバタ君、どうだねこれ、フェアリーテイルのビルのエレベーターで乗り合わせたくはないかね。