だいぶ落ち着いてきました。

昼過ぎに起きて仕事始め(ガイジンかっつの・笑)。やはり用件が右から左に抜けていく感じで、メモを取っていてすらこなす作業が虫食いだらけで、ここ抜けてる、あれも抜けてる、と指摘されてすごいボンヤリした事態を招いてしまう。ひとしきり用事が済んだらどっと疲れがきてソファに沈没。付けっぱなしのテレビには金八の沖田浩之が映っていて、ああこの人自殺の家系だったんだよな、とか思いながら寝てしまう。なんか人格改造セミナーみたいなへんてこな夢から覚めかけの半濁した意識の中で、ああこれはテレビを点けっぱなしで寝たからテレビの音声の内容が睡眠に流入して生成された夢なんだわ、とか思って目を開けてみたら、安住アナが大竹しのぶに俳優修行みたいなことやらされていた。高校教師だ、起きなくちゃ。

高校教師を見てなによりうわーっと思ったのは、もう俺はあからさまに若い子の顔面嗜好とズレまくっちゃっていることで、何か平安時代にはおかめ面の女性が美人だったんですがねえ、と現代にタイムスリップしてつぶやく平安京の人みたいな気分になっていた。だって桜井幸子の役を上戸彩がやっているということは、あれが正当派美少女みたいな位置づけになっちゃってるってことなんでしょう? ついてけねえよ。上戸とかソニンとか眞鍋とかドナルドリップな女しか出てこねえじゃねえか。持田真樹は、渡辺典子は、広田玲央名は誰が補うのか。真野あずさだけが抜群に美しかった。筋という筋はなくて、あったのは野島スタイルのモノローグトーク(ちょっと転びやすそうな女の子と寝ると、たいていことのあとの自己開示トークには直接的にせよ間接的にせよ彼の語り口の影響が顔を覗かせたものだ。浸透力強大すぎ)と、あとやたらめったらのサービスカット、アリーナのスクール水着とか京本勝手に逆上とか藤木直人の裸体とか。

まだ安静にしてろって感じだけどそれこそいちばんニガテなもので、まあお茶なら良いかと出ることに。古今で進士がNHKを退職して月末から1年、長くなれば5年上海行きと聞かされ、何かさすがに考えさせられた。帰宅して明け方、『「室内」40年』とか読んでたらジャリが吠えだして、インターフォンのモニタにはなにやら人影。うちのメーターボックスの前で何かひそひそ話してる。シイナか誰かがイタズラ仕込みに来たか? と思い、おどかしてやろうとバッとドアを開けてみると見知らぬ男の子と女の子と泥酔したオッサン。カップルはすごい慌てていて、やたらめったら謝られた。ジャリが例によって瞬間的に懐いちゃったのでなんだろうこの状況はー、と思いながら見ていたら、ミニピンでしたっけ? いやトイマンチェスター。これからお散歩ですか? まさか。早すぎ。なんて普通の会話になっていたり。ドアを閉めてからようやくあのオッサンは隣の旦那さんじゃないかという気がしてきて、モニタ見てたらしかしてそうだった様子。どっかの店で一緒になったか道端で寝込んでたのを善意の子たちが拾ってきたって感じかしら。とりあえず女の子が可愛かったのでオールオッケーということで。