熱気で脳が沸いている。たとえばいま時計を見たとしよう。2時5分だ。うん、2時5分。確認した。そしてもう一度時計を見てみよう。・・・2時10分だ。5分はどこへ行った? 5分あったら電車でひと駅、カップラーメン、ポップス1曲、海まで5分。なぜ進んでいるのかわからない。天使が通り過ぎるにしては長すぎる。

と、そこへ女子、間違えた、ガン女子4名が来宅。不思議なもので、途端に清涼な風が吹き抜けはじめ、やおら過ごしやすい部屋になるのだから気候というものはあなどれない。まあ客人にとっては十分に暑かったと思うけど。適当に放っぽっといたりもてなしたり。iBookの小さな15インチを5人で囲んで「脱出」を見るという21世紀の不思議。ゲンさんにとってトミノレアグルーヴなんですか? いやサン・ラ。という会話はいかがなものかと思う。自分でも。

空の青が深まり始めた。じき秋だ。