椎名と青木来宅。お疲れのところ辻堂のスプートニクに呼び出されてった山口くんを見送って、ジャリを引き取り、椎名のクルマで都心をドライブした。皇居1周。小雨がかった曇り空と、かすむ平川門の松。夏の雨と、波紋が広がる水面。完璧に着地した。帝国劇場のあたりでAさんから電話があって、矢口について、そして花の命は短くて、さよならだけが人生さ、とかしゃべっているうちにマルハの倉庫前に到着。隅田川筋の灯りを見回し、空を仰ぐ。世界はちゃちなものばかりじゃないと、僕は思う。

椎名に甘えて実家に帰ることにする。先日喜寿(追記:間違いた。古希。)を迎えた父も母ももう老人の顔だが、思ったより元気そうなので安心した。1時間ほど話して、帰宅。中央高速から見る音のない遠雷。よく眠れた。