朝は北へ、夜は南西方面へ散歩に行くことが多い。北には代々木八幡が、南西には駒場野公園があり、自然と土を踏める場所に足が向かうためだ。歩いている最中の欲求はなるべくコントロールしないようにしている。遠回りをしながら、全ての路地を歩くつもりでのたくたと歩くが、当然ながら路地は移ろいゆくもので1度通ったからといってその路地を歩いたことにはならない。むしろ全ての路地を思いながら1つの路地を通るほうがいくらか全ての路地を通ることに近いが、それとて大した意味をなさない。しかし僕の見えてないところちゃんと路地は路地としてある。そんな世界把握が最近の気分です。

ガクアジサイ、イタドリ。イタドリはちょっと若かったが食べてみたらそんなに悪くなかった。八幡で柏手を打ち、コナラやケヤキの幹に順にタッチしていく。広葉樹を中心にかなりバラエティ豊かな顔ぶれの八幡の林だが、樹皮のテクスチュアの硬軟、粗密を問わず、どんな場所に手を着いても常に完璧にしっくりくるところが樹木の恐るべきところだ。

帰宅後、小倉の番組で。中山美穂に初対面のとき、辻某が「やっと、会えたね」と声を掛けた、という話題。どうですか、こんなロマンティックなセリフ。と芸能レポーターに振られた高木美保がひとこと「オエーェ」。どういう立ち位置なんだろう、高木。

広尾のオフィスで打ち合わせを中断し、ベルギー戦観戦。だから柳と宮本はダメだと(笑)。稲本はようやく試合ボケから回復した感じで動けてよかったね。まだ抜けてることいくつかやってたけど、とにかく彼は休ませたらダメな、酷使されてこそってタイプだなあと改めて思った。ベイビーフェイスによく見られるタイプだ。審判のことは僕は専門じゃないので断じることはできないけど、コスタリカだっけ? 前にもやられたことなかったっけ。もはや第3国じゃねえだろっつうか。試合終了後自転車で家まで帰ってくる間に、目が合った5人くらいとすれ違いざまに手ぇパチン! ってやったよ。