最終的にまとまるか

10時過ぎ、電話で起床。やや風が強いきらいはあるが、すがすがしい空模様。懸案となっていた寝具の洗濯いってみよう。ベッドをひん剥いてしまったので床にごろんと寝ころがると、すっかり秋めいた涼やかな風が部屋を吹き抜けていく。風通しがいいのはこの部屋の3つある美点のひとつだ(あとのふたつは大きなバスタブと朝焼けと夕焼けの両方が見られること)。とつぜん、小学校の運動会で競技をさぼって、ひとり教室でぼんやりしてたときの情景がフラッシュバック。それもこれも、大気中に放出された秋粒子のなせるわざ。

日が高くなるにしたがってぐんぐん気温は上昇し、遅れてきた夏休みムードまでぶり返す。それでも空が高いのが、もはや9月も中旬に入ろうとしていることを、いやでも思い出させてくれる。ほっこり乾いた生成のカバーをふとんにかけていたら、なんだかやりきれない気持ちになってきてまた少し泣いてしまう。さておき快適ベッドさん完全復活。

暮れ始めた頃、欠乏気味だった文房具を買いに渋谷へ。picnic on picnic、特に目新しいものナシ。ステッカーと修正テープほか。ハンズに寄ったらもっとかっこいい修正テープを発見。でもさすがにダブって買う気概はなし。覚えとこう。ロフトでClairefontaineのノートとボールぺんてる。あとはRHODIAのメモだけど、三菱からもらった使いかけのノベルティがあるから我慢しよう。やや倹約気分。

PBCをざっと見るがなにも買う気が湧かない。文学棚、平積みのセンスここ1年半低空飛行。早稲田の子が作ったと耳にした雑誌がずいぶんいい場所で売られていてびっくり。でも表紙の山本直樹、戦略的にアリでもミニコミマインド的にはノーじゃない? せっかくの自主出版なんだし、ビッグネーム連ねるより、ひとりも知ってる執筆者いないけど立ち読みで完読させられちゃったよ、みたいなパワーを期待したいなあ。ぬるま湯で書いてる僕が言うのも勝手なはなしだけど。

柴田から電話。ここんとこめそめそしてるのを見かねて、メシでも食おうとのお誘い。いつも飲み歩いてるリョウタくんが入稿期に入ったからって、そのヨメにケアしてもらうという体たらく。待ち合わせの新宿へ向かう電車でシミケンに遭遇。これからフットサルの練習だって。しかしよく遭うねえ。

伊勢丹前。リョウタくんと柴田を引き合わせた、ともだちの菊ちゃんもごいっしょ。柴田のいいところは正気なところと気を遣わせないところだと思う。古い話を少し聞けて楽しかった。

いろいろ納得いかないまま突っ込んじゃったMC今月の原稿だけど、帰りコンビニで立ち読みしたらずいぶんといい記事に思えてきたのでびっくり。編集K氏の力量に負うところ大。酔いのせいじゃない。パッケージングされてはじめて見えてくる側面もあるんだ。おみそれしました。