2限、難関のひとつ、経済学史。ヴェーバーとかマルクスならすっぴんでいけそうな気がするのだけれど、どうもアダム・スミスやJ・S・ミルが出題されるらしい。まずい。

豊田からのタクシーの車内、昨日コピーしてもらったプリントをめくるが、いっこうに頭に入ってこないのでイヤな気分になってくる。つくづく無能だわ。記憶力も理解力もともに激しく衰えている。いや昔からそんなもんなかったのかな。それさえ思い出せない。

あたふたしてるうちにテスト始まってます。しかたないのでまたもや問題を激しく逸脱して書けることを書く。結局自分はテスト勉強ってもんと縁がなかったなーとか思いながら書く。汚い字で答案を埋め尽くす。

ほんとに埋め尽くしてしまったので読み返すと、出題とはほぼ関係がないものの意外といいこと書いているので悪い気分じゃない。ここらへんの自己満足っぷりがいかにもダメな学生って感じですね。あとは採点者の度量に任せましょう。時間半ばに提出して退席。

空いているのでバスで豊田へ。そうそうタクシーも乗ってられませんって。すると中央線止まってます。復旧は16時の見込み?!わーい。

ここで選択肢として平山城祉公園までバスか徒歩で向かって京王線というのと、日野までバスで行ってそこから立川までバスというルートがあったんだけど、どう考えても前者が合理的なのにもかかわらず、なぜか日野行きのバスに乗る。日野で降りて久しぶりにパチンコなんてしてみたりする。その負けた額を考えると家までタクシーで帰れたように思うのだが、なんかもう朦朧としていてなすがままにしているのが面白いくらいのへたれた精神状態だったのでまあいいだろう。

いきなり思い立ち、立川まで歩いてみることにするも、途中の古本屋で立ち読みしている最中に気が変わってまた日野駅に戻る。なにやってんだかほんとうにわからないまま前後不覚にふらふらと歩く。

日野なんて来るの何年ぶりかなー。そういやピアノの先生が住んでたよな。とか思いながら鼻歌とか歌いながら歩いていると、ひとりの女の子とすれちがった。1秒くらいはなんとも思わなかったんだけど、どこか見覚えあるような気がして、歩みを弛めた。振り返ってみるとむこうも立ち止まっていた。もう1秒くらいすると振り返った。目があったけどまだお互いに誰だかわかっていない様子だった。ああそうか。

思いもよらない場所で思いがけない人に会うことはうれしいものです。中学校の同級生で、誰ひとりとして消息がつかめていなかったSちゃんでした。消息がつかめていなかった、というのは表向きで、ほんとうのところは仲間内のひとりがとある風俗ではち合わせしてしまって、僕らとしても言うに言われず音信不通ということになっていたのでした。

当然、そのことをおたがい勘ぐり隠しながらの会話。ずいぶん大人びた、いや正直に言えばやつれた姿は、中学校を卒業してからも彼女が家を飛び出る19まで個人的に親しくしてきた僕にはひどく胸に迫るものがありました。つうか悲しくなるくらいやつれないでよ!ねえ。あんまり話の内容には触れたくありませんが、でも、会えてよかったと思います。

そんなこんなで別れ際、こんな偶然のめぐり会いをするくらいだからまた会えるね、とお互い連絡先は教えずに別れました。お元気で。ご多幸を祈ってやみません。

さあもう電車動いてますよ!ダイヤ乱れまくりだけど。いいかげん冬本番なので、暖房器具を買いに(遅すぎるって)秋葉原へ!いざ!

買うべきものはもう決まってる。前提として風もの暖房はダメ。だとしたらオイルヒーターしかないじゃない。ところがそのオイルヒーターなんだけど、どれも似たり寄ったり。せいぜいマイコン制御くらいの差別化しかない。そのなかでデロンギ社のXパネルモデルだけが圧倒的なかっちょ良さで光輝いています。でもこれ高い。定価56000円。売値が30000円。迷う。迷うが今月の俺はひと味違う。6800円のドイツ製(機能的には同一)を横目で見つつ、28000円まで値切って買ったぜ。もう欲しいものをあきらめたりしないことにしたからね。

比較検討中の石丸電気で、むかーしうちにあったイギリス製のでっかいパネルヒーターを見つけました。まったくモデルチェンジしていないので大感激!家に帰ってから父に聞いたら、28年前に購入したそうです。すばらしいね伝統の逸品!まったくもって。

秋葉をあとにし、コスモへ。必要なものを受け取って少々打ち合わせ。帰宅、即睡眠。