リキッドがお開きで帰宅しようかと思ったんだけど、ちょっと手直し加えたいところを思い出したので早朝からコスモへ。もちろん誰もいやしない。さくっと仕上げてチャットを覗いてみるとTFJの講演が15:30からあるらしい。むー。体力に聞いてみましょう。GOサイン?

それまで時間があるので神保町へ行くことにする。青山一丁目まで歩いて半蔵門線。ところが青山一丁目で吉野屋が目に飛び込んできて、無性に食いたくなる。でもいま牛丼食ったらぜったい気持ち悪くなって吐くだろうことは明白すぎる。うーどうしよう。ホンダのショールームを眺めながらしばし考える。本気で悩む。

答えはいつでも天から降ってるくんだね!脳髄に電流が走り、神様の声が。「牛皿を食しなさい」。なんて名案!普段はなんであんなもんが400円もするんだと疑問に思っていた牛皿大盛りを、おいしくおいしくいただきました。気持ち悪くもなりませんでした。もう僕は何かのために他の何かを我慢するのは止めにしました。ビバ!

神保町はいつもどおり。あ、タレコミのあったブックパワーの新支店を巡回ルートに加えました。

カレル・チャペック「園芸家12カ月」
フロベール「三つの物語」
・フォークナー「エミリーに薔薇を」
・ライナー・チムニク「セーヌの釣り人ヨナス」他
・アレー「悪戯の愉しみ」
サリンジャー選集「ハプワース16、1924」
・カルヴィン・トムキンズ「優雅な生活が最高の復讐である」
・エンデ「遺産相続ゲーム」
スーザン・ソンタグ「アントナン・アルトー論」
ウィリアム・ブレイク「きよいこころのうた」
・バイルレ「都市・集合・エロス」(ワゴンセールにて)

今回は自分内福武文庫特集。最近ほんと何読んでるんだかわかりませんね。乱読とはこのこと?

ちょっと遅刻して四谷のジャズ喫茶「いーぐる」へ。今日はジャズ入門講座ということでTFJといーぐる店長の後藤さんとおっしゃる方の対談。テーマは「ジャズにおけるモダン、ポストモダンを検証する」だってさ。

感想。ジャズ、やばい。前々からやばかろうとは思っていたけど、本当にやばい。悪い意味で。学究的な姿勢には個人的には共感するところも多いし、必要なことなんだろうけど、その対象があくまで音楽であることを忘れすぎ。ダンスナンバーを腕組みして聞いて、うーむわからないとか言ってるのは部外者から見ればほとんどコントの世界です。はたしてそのリスニングの姿勢に目をつぶったところで、問題にしている内容がアナクロの極み。もう何十年も時が止まったような論争。それは新しい情報の摂取に怠慢なのが原因としか僕の目には映りませんでした。そんなおじさん連中を前にして、でもあんまり突飛なこと言ってもなー、ともどかしそうにしているTFJが印象的でした。

四谷駅に向かう途中、タグちゃんと電話。いまから会社へ来てくれとのこと。新しい仕事、入っちゃいました。来月半ばまで動きとれそうにありません。そのうえ帰り道は買った本とコスモで借りたノートパソコン一式を背負っての強行軍。体力的にもかなり切羽詰まってきた。死ぐー!