六本木ヒルズの巨大グローバルIT企業に行ってemiちゃんのキャリアウーマンぷりを眺めたりしていた。

夜中、突如石鹸のストックがなくなってしまったことに気付いて、ことねちゃんにエマージェンシー、まだ起きてるというので家までチャリ飛ばして引き取りに行く。ここ10年くらい代えの効かない生活アイテムとなっていたことねちゃんの手作り石鹸だけれども、それがない時代にどうやって生きていたのかもう、思い出せない。

ひさしぶりに会うことねさんは会社を退職してヘルシーさが輝いていて、あと世田谷の郊外の空の広さと夏の終わりの夜風がたいへん気持ちよくて、えんえんしゃべりながら夜の散歩とあいなった。結局、10年以上続いている女友達は恋愛関係にならなかった、ならない人ばっかりで、やっぱりひとたび男女の関係になってしまうと、なかなか長きにわたって親交を暖めるという感じにはならない気がする。なのでそういう友達がいることをたいへん幸せに思う。

2時間くらいしゃべり散らしたら、すっかり元気になってしまって、いつもよりさらにかっ飛ばして環七を駆け抜ける。いつか手ひどく捕まるか、事故って死ぬと思う。