体調と脳の具合がいきなり悪くなってしまい、取り乱す。泣いていた気がする。お客様があったのだけれど、ほとんど上の空でいたと思うので、ごめんなさい。

おとついの晩のこと思い出した、新居の鍵が来たので見に行ったのだった。フローリングが貼り替えられていて不気味なくらいきれいだった。「新品にしておきました!しかもLED球!」と自慢された天井のシーリングライトはひどくグロテスクな容貌だった。いまより1階層低いが、遮る建物がないので空抜けはいい。思ったより電車の音が聞こえる。

どんな部屋にしようか、集中できる時間が持てなくて、ぜんぜん考えていない。あんまりそういうことを考えず、持ち物を空いてるところにボコボコ置いていけばそれが部屋になるのではないか、といった、荒れ地農法みたいな気持ちにもなっているけど、やはり、そうもいかないだろう。昔は部屋のことをよく考えていた。人にはそういう時期も、ある。