べつだん面白いこともない日々ですよ。火曜なので吉祥寺の病院へ。やたら混んでた。バサラブックスを覗くが熊谷弟はいなかった。晩、ことね会にちらとだけ顔を出す。

いまの家、三角橋のあたりに、カフェというかバーというか、アナグマという店があって引っ越してきた頃からずっと気になっていたのだが,お腹がいっぱいだったり犬がいたりと入る機会に恵まれず、2年以上も前を素通りし続けてきた。それが先日たまたまいろんな条件がうまく重なって、初めてドアをくぐってみたわけだが。

席に着いてしばらくしたら「お会いしたことありますよね」と声をかけられ、はて誰ぞと思いきや、10年以上昔に暮らしていた富ヶ谷の家の近所にあったカフェ・パパイヤの店長さんであった。聞けば店を辞めたあと数軒バーを転々とされたのち、5年前に自分の店をここに開いたんだそうで。お互い10歳年を取っていて、しわも増えていて、立場も変わっていて、苦笑い。

なんというか、薄い縁とはいえ、こういうタイムスパンの長い再会は、悪いもんではない。というか良いものだ。生き延びた甲斐があったというものだ。