いいこともやなこともちゃんと見つめていこう、
なんてこと思うのはもっぱら元気なときだけでさ、
ここんとこ僕はあらゆることにいっぱい目をつぶって
見かけのグッド/バッド問わず、どんなものだろうと
僕の心に働きかけてくるであろう対象とは、なるべく
接触を持たずに済むよう気をつけていたわけです。

その筆頭選手が別れた女の子の日記なわけですが、
ここのところ少し体力が戻ってきたり、不意の電話にも
それほど取り乱さなくなってきたことなんかもあって、
よしゃいいのに、冒頭のようないいわけをダシにして
見に行ってみました。怖いもの見たさというか、
これが要するに悪趣味ってもんなんでしょう。

読み終わった今ですが、ええと、実に暗澹たる気分です。
トップページからして、ああ、そうなんですか、という。
で、なんでそんな情けなーい気分になったかってのは
ここではさして重要じゃなくて、そんな気分になって
どうだったかというとね、笑っちゃったよ。

自分に対する嘲笑でも、苦し紛れでもなくてさ、
感情的にはもうほんとやってらんないって気分なのに、
なんなんだろうね、この突き放した感じ。

笑いには暴力的なまでに対象を客体化する作用が…とか
そんな常套句はどうでもいいんだ。そんなもんご無用。
ただ、ケラケラ笑いながら、思い出したフレーズがひとつ。

私の笑いが私を危険に巻き込み、
私を完全に賭けに引きずり込んだ

3つ子の魂じゃないけれど、思想的お里が知れちゃうヨ。
でも、たまにゃイカしたこと言うね、バタやんも。