ドープ・ドッグ

タモ起床、きのう丸一日さぼった仕事にとりかかるも気分最悪。いたたまれなさに昼間っから酔っぱらったりしてる。そうだ、きょうはデミせんせいやミイマ、潤くんなんかがマルコビッチの穴を見に行く日。ミイマにはお誘いいただいていたし、会って話でもすれば気分も上がるかも、と自分に言い聞かせ行ってみることにする。さらに先ほどの酔いの余波もあり、2度と会わないはずの人に電話していっしょに行くことに。

マル穴、めちゃくちゃ良かった。誘われなかったら見くびっていて行かなかったと思うのでミイマに感謝。映画としてはやたら天井の低いフロアという装置を作った時点でほぼ勝ち。作り込みもしっかりしてほころびもないし(やっぱ義父パワー?)、とにかくやりきれなさといたたまれなさが今の自分にすごくぴったり来て、上映後には拍手しちゃったよ。

映画館から出てきた直後の世界はいつだって特別だけど、きょうの渋谷はすごかった。もうすべてがギャグだった。すごいところに住んでるだなあ自分は、と思った。東急文化会館から渋谷駅に渡る横断歩道のハロゲン光、東横のれん街のエスカレーターミュージック、ハチ公前のホスト、ビッグカメラ、109前のタイトミニ少女たち、ピンクの着ぐるみとヘルスの看板のサンドウィッチマン、テラスでサラダを食う青シャツ2次会ヅラたち、マクドナルドの色使い。そしてすれ違う顔、顔、顔。

3・4コーヒーでチャイ。いったん帰宅してアブラバー。テキーラ2杯。帰り、いきおいあまって走り出す。人生だって走り出す。