ごめん本日分長いです。つうか書いてる自分おかしいです。許せ。

更新日を過ぎて失効になっていた免許を復活させるための手続きに行く。更新日から半年以内なら無試験で再交付してもらえるんだけど、誕生日が8月3日なので本日がリミット。またぎりぎりかい。こんなところにまで性格出さなくても。

武蔵小金井駅からバス。高校がこの駅だったんで懐かしいや。

試験場の雰囲気っておもろいね。パチンコ屋と似てる気がする。富める人も貧しき人も一様に落ちたり受かったり手続きしたりする妙な平等感が。もちろん運転ともパチンコとも一生縁がないやんごとなきお方は存在するわけだけれども。

しかし代書屋って誰のためにあるんだかまったく不明。いままでいろんな公的な手続きをした経験あるけど、いっこうに必要性を感じられません。だってあれけっこうなお金取るんだよ。昔は役所とかなり癒着していたけど最近では役所も紹介してないみたいだし。近い未来に淘汰されてしまうのですか。いやバスから見たら建物トタン葺きであまりにぼろぼろだったのでちょっと。

失効手続きには住民票が必要と言われ一瞬呆然となるもあとで送付すればよいとのこと。ずいぶん寛容ね。写真撮られてあとは待つだけ。

試験場の待ち時間にナンパできるような人になりたいですね。というわけで僕はいつもお向かいの多摩霊園を散歩します。バス停のところにショートカットのけもの道があるはず。あったよ。

ひさしぶりに踏む土の感触を確かめながらゆっくりゆっくり散歩します。芽吹く準備のととのった枝など引き寄せてみながら。何度か来ているので見覚えのある印象的な墓石にあいさつなとしつつ。いい散歩でした。途中さびしくなって泣いたりもしましたがそれはご愛嬌。なにそれ。

たっぷり一時間の散歩を楽しんだらもう免許が発行されています。いつも思うんだけど受け渡しの時に住所まで読み上げるのはどうかと思う。同姓同名で取り違えるミスの防止とプライバシーの漏洩、どちらにプライオリティーあるかなんて明らかすぎるように思うんだけど。

うひゃあ免許証ちっこいなあ。意識にインプリントされたスケール感の融通の効かなさを思い知らされるほど違和感たっぷり。ほんと気持ち悪い。

散歩している最中に思いついたあるアイデア

ちょうど6年前の今頃に、僕は小金井の駅の近くで同じ学校の男の子と殴り合いをしてしまったことがあって、それは僕のその後の生活を根っこから変えてしまうような出来事の発端だったんだけど、その場所に行ってみようかなと。まあ回顧to現状確認ってことで。

正直なところ、僕はいまだにそのころ起きた一連の出来事の亡霊にとりつかれていて、うーん、笑い話にできるくらいの表面上の消化はできてるつもりなんだけど、それでも意識の底にはつねにその記憶がへばりついていてあらゆる行動に影を落とし続けているもので、この場所に来るのはずっと避けていたんですよ。6年も経つんだからいいかげん消化して栄養にしなさいよとは思うんだけど。なかなかね。

当時地下にあったゲーセンはスナックかなんかになってしまっていたけど、その裏口がある路地は相変わらずうらぶれていていかがわしくて、一瞬にしてそのときの感覚がよみがえってきます。で、あらためてその場所に戻ってきていかがかしら?

って、なんの感慨もありません。ごめん。薄れかけていた記憶のディティールがが若干鮮明にはなったけど、だからといって気にしなくなるもんでも振り払えるもんでも消化できるもんでもなし。嫌われんのが怖くて身動きとれなくなるのも常にビクビクしてるのも相手に攻撃性がないとわかるやいきなり傲慢になるのも自意識がネガティブに過剰なのも相変わらず。そんなのつらい思い出の場所に立ち返ったからって一瞬でどうにかなるわけないじゃん。処女喪失に過大な期待を抱く女子高生じゃあるまいし。アホか。

てなわけで、またいつもどおりすこしずつリハビリに励んでいく所存です。どうかよろしくおつきあいのほどを。いつも迷惑ばかりかけてごめんなさい。ありがとう。

さっき試験場とパチンコ屋が似てるとか思ったからなのか、何年ぶりかにパチンコをしてみる。元手もないし儲ける気もないので羽モノを打ちます。羽モノ楽しいなあ。

パチンコは渓流釣りと似ています。流れが速く水深も浅いため、渓流ではオモリを沈めて仕掛けを安定させたり、ウキを浮かべてアタリを待つスタイルの釣りはできません。したがって流れにまかせて仕掛けを移動させる釣り方をします。道糸にはメジルシというその名の通り目印になるカラフルな羽やプラスチックをつけて、魚がエサをくわえることによって仕掛の動きに生じる、ほんとうにささやかな変化を読みとります。このとき、なにより重要なのは、仕掛けを毎回同じ場所に正確に投入することです。投げ入れるたびに異なった場所を流れるようでは、そこに生じた変化をピックアップすることはできませんからね。繰り返し同じように狙った場所を流してこそ、微細なちがいにも気づくことができるわけです。おせっかいな説明をすれば、その手法はルーク・スレイターやオーネット・コールマンドゥルーズたちが見いだしたものと限りなく接近しているといえるでしょう。

まそういうわけで勘どころを見つけつつ1万円だけ勝たせていただきました。上等上等。そういや有効な価値がごくごくイレギュラーなひとかけらにしか宿らないところも似ていますね。黙れよ。

帰宅。いま本が読めない時期に入ってしまったので、部屋には未読の本が目に付くようになってきました。どんくらい読めてないかって、未読のヤンマガが積んであるくらいなのよ。

部屋に落ちていた大豆を拾い上げてきょうが節分であることに気づく。

日記を書いていると本格的に不安になってきて布団にくるまる。

僕は不安になると異様に耳が冴えてきます。微細音の聴き分けがいいことは自負しているので幻聴じゃないとわかっているぶん気は楽なんですけど、雑ノイズが耳障りで寝付けません。アタP飲んで寝ます。眠れ。

眠れない。どこから発せられるノイズだかわかればいくぶん楽なので、しかたなく深夜のノイズバスター出動。冷蔵庫のノイズ以外にあとふたつみっつノイズ源がありそう。

ひとつは判明。つけっぱなしのオーディオのスピーカーからヒスノイズ。オーディオ消します。もうひとつ発見。安物の電源タップのスイッチについているLED。スイッチ切ります。まだあるわ。パネルヒーターのトランスかなにかが発振してヒーター全体に共振してる。ヒーター切ります。これでオーケー。布団にくるまります。

あーまだなんかほわんほわんいってるよ。ストレスで耳鳴りがしたことはあるんだけど耳鳴りじゃないしな。うー。ノイズ源はもうないはず。でも音は明らかに聞こえてる。これ体内音じゃないよなー。しかたなく部屋にある電化製品のスイッチというスイッチを全部切ります。んー、まだ鳴ってるよ。こりゃお隣のノイズか?と部屋のいろんな場所で耳を澄ましてみるも、壁や床から伝わっている音ではない模様。あれ?オーディオが鳴ってる。なぜにー。

スイッチオフでスタンバイ状態のアンプが鳴ってました。モニタもスタンバイでノイズ出すんだけどアンプも鳴ってるとはね。時計がリセットされちゃうけどしかたないのでアンプのコンセントを抜きます。布団にくるまると冷蔵庫のノイズだけが聞こえます。「ああこのノイズは冷蔵庫からだよね」とわかっていると聞こえていても安心して寝付けるという。「しくみがわかってないと不安」というのは人間としてはあたりまえなんでしょうけど、程度ってものがあるよな。自分。

ねえ、仕事は?