ヒップホップラボ、ヴィッティ先生の昔話も80年代後半の話になってきて、こうなると俺はもうリアルタイムなので正直退屈だった。今日ちょっと面白かったのは、先生が調子に乗ってステレオのボリュームを上げるとあからさまに不快そうなリアクションをする子がいて、いわゆるジャズ育ちの子なんだけど、どういうことかというと大音量に対する耐性を信じられないくらい持ち合わせていないのだ。「これでうるさいの? クラブとか行ったらどうするの?」って聞くと、クラブなんて行ったことないし行く気もない、と言う。なんでこの授業取ったw。

別にいいけどさー、全身に大音量を浴びた経験がないと理解できないことは確実にあると思う。その低音のマジックを知らないでベースを弾いていても、どうなんだろう、俺ごときが他人に言うことじゃねえか。すいません。おれは幸か不幸か特別いい思いをした経験があるのでね、その、一種の神秘体験と言ってもいいと思うのだけれど、その時間への執着というのはあるし、奉仕というか、いまでもベースを弾いている動機のひとつではないかと思うんだけれども。

きょうもまた関係ない話。印鑑を押さなければならない私用が生じたのだけれど朱肉がどこにも売ってなくて詰んだ。Amazonで検索したら1件ヒットするにはするのだが、届くのに何日かかるかわからない。質感から連想して口紅で試しに押してみると、いい調子に押せるのだが一向に乾く気配がない。仕方なく赤インクのスタンプ台を使ってみたのだが、吸水性のない印鑑と水っぽいスタンプインクは当然ながらマッチングが悪く、たいそう難儀した。引っ越しのときに捨てなければよかった。