SNSではエントリを上げましたが、本日ジャリが15歳を迎えました。私にとっては文字どおりの意味で命を救ってくれた存在で、なんつうか、うん、ほんとうにありがとう。飼い始めるとき、14、5歳が寿命と言われていました。まだまだ元気だけど、あと5年は生きてくれないこともわかっている。耳も遠くなってきたし目も見えづらくなってきている。あんなにアホみたいに走り続けた犬だったけれど、いまはもう自分から走ることはありません。たまには立ち止まってしまう。それでも1本でも多く電柱の匂いを嗅ぎ、1回でも多く食事の満腹感を味わってもらいたいと思っています。きょうは年に1度のお楽しみディナー、ゆで肉で祝います。

さて学校だけど、今学期はほんとエキサイティング。ほぼお仕着せだったファーストセメスターと違って授業から先生からぜんぶ自分で選ぶので、当然といえば当然なのだが、ほんとに「これだよコレ、これこれ!」って盛り上がっています。午前中はモータウンアンサンブル。数あるアンサンブルのなかでも実演と座学のコンビネーションで2単位(ほかは1単位)という特殊なクラスです。先生はローレンス・ワトソン、通称ラリー。前半は黒人差別の歴史とかおなじみのトピックから始まり、ラリーの兄が軽い刑で刑務所に6年ブチ込まれていた話など。ベリー・ゴーディは黒人を救ったというところまで。

生徒は知らない顔ぶれの中、ヴォーカルにダブリナーのハンナがいて、ちょっと安心した。あとチャイニーズとコリアンが4人かな。鍵盤はLA出身の白人の子で、レイシズムの話のときクソつまんなそうにしていた。ドロップしちゃわないか心配。ベーシストは俺ともうひとりコリアンがいて、何とアレバ・コッポロの5弦(ものすごく弾きやすくて出音も最高なんだけど、図体が大きくて重いので俺には手が出せずにいる憧れの楽器)を弾いていた。いいなー!!

おれは指されれば人名とか全部答えるし取り上げた曲はぜんぶ歌えるし(30年聞いてるんだから当然だ)、ダントツに気に入られたよね。「ちょっと待って、いま天啓が降りてきた。君の声はタレンティッドだ、歌ったほうがいい」とか言われたので勘弁してくれと思った。サマーカリキュラムの歓迎オリエンで演奏することが決まっているので、来週からは毎週リハーサル。次週の課題曲はフリーダペインとシリータから2曲ずつ。いいとこ突いてくるなあ、最高の選曲じゃないか、エンベロープフィルターの出番だ。燃える!

その盛り上がりを胸に抱えたまま、教科書を買ってアレンジング2。先生は早口ですげえ実践的で、ミッドタームに4管3リズムのアレンジメント、ファイナルに5管3リズムのアレンジメントを録音して提出しなければならず、この2課題のために毎週授業が進んでいく。終わりまで見通せているカリキュラムなので、とにかくやるしかない。もうミッドタームの作業に取り掛かっていいわよ、とのことで、曲を来週までに選んで構成を決めなければならない。授業ではdrop2、drop3、drop2&4みたいな基本をやったんだけど、禁則に知らないことがあって、びっくりした。やっぱりちゃんと教わるもんだな。

水曜は詰め込みすぎたかも、アレンジが終わったら休み時間なしで英語。先生は宿題が大量で授業はおたのしみ会ってタイプだ。アホ揃いなのでアホなことを言い合ってるうちに終わった。先生、学級崩壊した小学校の先生みたいになってて気の毒だったな。ひとり、このクラスにいちゃダメだろうっていうくらい英語の達者なチャイニーズの新入生がいて、うーん、あの子はライティング&コミュニケーションに特進させられちゃうんじゃないかなー。ただちょっと話して気づいたんだけど、英語はもうダントツに達者なのだが、ひょっとしてバカなのかもしれないw。なんか発言が…マヌケっぽかった。

ここまでで5時間勉強しっぱなしなのだが、このあとリハが2時間入っている。熊本とエクアドルの震災への意識を喚起するチャリティコンサートのバンドにお誘いいただいていたのだった。あらかじめ音源と譜面をパーフェクトな形でもらっていたので、あとは合わせるだけだわなーと軽い気持ちで行ったのだが、日本人チームはさすが勤勉ですぐ仕上がったのだが、エクアドルさんの、とくにギターの子がぜんっぜんさらっていなくて、心配になった。しかも日本人チームはチャリティっぽいポップス曲を選んだのに、エクアドルチームから出てきたのはラテンプログレメタル(笑)。めちゃくちゃ難しい。まあ、なるようになるだろう。

帰宅して、気絶した。