未明、谷内さんに手伝ってもらって経堂のレンタル倉庫にダンボールをぶちこみに行く。着いて呆然、安いはずだ。2階が幸福の科学なのはご愛嬌として、3階なのにエレベーターがない。心折れて、飲み会帰りの大学生に千円札を握らせ運んでもらうという汚れた大人的行為に及んだ。いい子でよかった。

帰宅後気絶したが、寝ている暇はない。8時から立川で親父の納骨なのだった。ボルボでぶっ飛ばす中央高速もこれが最後となる。いろいろあったが、さよならだ、親父。気分よく死なせてあげられなくて、すまない。

踵を返して今度は調布、クルマを買った店に引き取ってもらうのだった。先日こすった傷を見て、担当の営業さん苦笑い。いろいろあったが、さよならだ。最後に傷つけてしまってごめん。ほんとにほんとにいい子だった。240。

京王線を逆向きに乗ってしまう程度には朦朧としていたのだが、サモトラの柿内さんが自転車輸送用のダンボールをくださるという報せが入り、下北沢へ。ありがとうございます。箱が巨大すぎてタクシーに乗れず、2キロほどだがどこかの部族よろしく頭の上に載せて歩いて帰ってくる。

のりたけがポスターなどをもらいに来てくれる。次いで709くんが本棚の引き取り。貰い手のつかなかった本をダンボールに詰める。チャリをバラして箱に詰める。圭ちゃん、おりゅー、亮太さんが来てくれる。いよいよ時間的に追い詰められてきたが、大物はすべて片付いたもののまだ未整理の小物がごっちゃりあって、小物ほど整理がつかない。まずい。

ここらへんでいったん失神した気がする。寝ていた間に古本屋に送る箱が重すぎて、宅急便で運べないことが判明し、奥さんと宅急便スタッフで小さい箱に詰め替えてくれていたとのこと。すいません。

目覚めて、EMSの引き取りが着々と来宅するなか、ラストスパート。最後の箱を詰め終わったところで、自転車の箱が規格外に大きすぎて受け付けられないと判明。郵便局員ふたりの力を借りながら、カッターでダンボールをざくざく切り刻み、箱のサイズを切り詰めていく。最終的に、スライスしたカマボコ状の、異形なる姿となって引き取られていった。ほんとうにたくさんの人の力を借りた引っ越しであった。わたしの名前の元の文字は元気玉の元である。ありがとうございます。風呂で倒れた。