ほんとは今日から新学期なのだが、いきなしのマーチンルーサーキングデイでお休み。カリキュラムの確認と、予習を少しした。自分的にとっくにマスターしている領域でも記法の違いがあるのであなどれない。おとつい組み立てたことで部屋に椅子ができたので、ものすごく文明的だ。いままで立つか寝るか脚立に座るかで過ごしてきたのだった。椅子文明の勃興だ。あとは机…机がほしいです。

昼にいきなりドアがノックされ、半裸で出ると電気屋か何かのサービスマンだった(うちには呼び鈴がない。ノックって慣れないとけっこうな恐怖を感じる)。部屋のアンテナ差し込み口が死んでた件を大家に行ったら呼ばれたっぽいのだが、アンテナは物理的には生きていて、ケーブルテレビサイドの設定だ、ということになり何ひとつ解決しなかった。去り際に「グッデイ、ボーイ」と言われたので、おー、ここまでポンコツになってもまだ若く見えるのかアジア人は。と驚いた。

アジア人といえば、こちらに来てから感じるのが、中国人の若者の背のデカさだ。コリアンと日本人はあんま変わらないのだが、チャイニーズが妙にタッパある感じ。それも若者限定。僕が96年に上海を旅行したときは日本とほとんど変わらない印象だったので、90年代生まれくらいからグンと平均身長が上がったのではないだろうか。たぶん栄養状態が向上したのだろう。しかもアメリカに留学してるくらいだから、軒並み富裕層のご子息だ。発育がおよろしかろうよ。

学校に通うのに、テキストとラップトップが入るギグバッグが欲しいのだが、ギターセンターには1ブランドしか取り揃えがなくて、御茶ノ水に行きたくてしかたがない。カバン類みたいに質感とホールド感と実寸を触って確かめたいものは、ほんと買うのに難儀する。御茶ノ水は20ブランドくらい平気で陳列してたりして、すごい。考えてみるとあれ、ニューヨークですら比じゃないから、世界的に見ても異常事態だよな。仕方なくAmazonちくちくやるけど決め手に欠ける。

ギターセンターの帰り、バークリーの校舎を見上げたらカフェテリアでばか騒ぎしてた。寮生いいなー。おっさん差別はぜんぜん感じないけど、寮生とオフキャンパス生、アメリカ人と非アメリカ人にはやっぱりガクンと差を感じる。大学の入学式のとき附属の生徒だけもうすでに固まってる感じを思い出した。寮生でもアメリカ人でもないので、ボヤッとしてるとアレンジメントの課題演奏を依頼できる友達にすら困りそう。ちょっと無理をしてでも寮生コミュニティとアメリカ人コミュニティに割り込んでいかないと。