やはりベッドで半日ダラダラすごしたのち、コータくんがWally'sという老舗ジャズクラブのジャムセッションに誘ってくれたので、晩にのこのこ繰り出してみる。おとついのコンスタンチンfromオーストリアに加え、ニッキーfromブラジル、セバスチャンfromメヒコ、ジェフfromチャイナ、レオfromイタリーという、バークリー留学新入生7人組で乗り込む。

結局ジャムに参加したのはコータくんだけ。いろいろ思うところはあるのだが、結果としてはただ指をくわえて見てるだけで、何もできないで敗北感に包まれて帰ってきた。私にはいま、信じられないくらいジャズの教養がゼロなので、仕方ない。半年だ。半年で普通に出られるようになってみせるど。

先週、ソレルのサイズ7.5のブーツをAmazonで買って、デカすぎたのでサイズ7に交換依頼だしていたのだが、その7が届いて、やったーと思って7.5を返送した。家に戻って箱から出したら、中に入っていたのはサイズ7.5のブーツだった。間違えてジャストフィットのほうを返送してしまったのだ。OH、ポンコツ! 泣きながらAmazonにメンゴメンゴタンマタンマってメールを送ろうと思ったのだが、その文面が英語でぜんぜん思い浮かばず、たいへんに苦労した。

その英語の話だが、きょうウワーって思ったことがあって、ジャズクラブって音楽が流れてるじゃないですか。そういう騒がしい中で大声を張り上げてしゃべると、ぜんぜん英語にならないの。普通の声量ではできていたそれなりの発音が一切リセットされて、荒井注みたいな完全カタカナ英語に戻ってしまうのだった。特に母音。最初のうちは子音にフォーカスしていたのだが、いまは母音がとにかくダメだ。

言葉がダメといえば、金曜日、ロビーで座ってたらコリアンの子に膝をポンと叩かれて「ホニャホニャホニャ!」とサムズアップされたんだけど聞き取れなくて、その直後にサンドロ先生というイタリア人の先生にも肩を叩かれて「ナンチャラカンチャーラ!」って言われてやっぱり聞き取れなかったんだけど、さっき、わかった。学部のFacebookページに書いてあったのだが、どうやら俺がバークリーにベース科が創設されて以来ちょうど4000人目の生徒だったそうだ。キリ番かよ!