朝一で物件サイドからメールが来ていて、あなたの体調はすごく心配するけど結局のところ物件を移るためには3ヶ月分のペナルティを払ってもらうわ、というメールだったのでとても暗い気持ちになる。落ち込んでいても仕方がないので朝からステーキサンドを食べて、いきおいを付けることにする。こちらに来てからというもの、炭水化物抜きはやめてしまった。とにかくカロリーをぶちこんで動かないと何も始まらない。

食事中に不動産屋から連絡が来て、とにかく交渉に行こうということに。迎えに来てもらって、はじめましての本来の担当さんと4人で連れ立って物件の事務所に赴いた。こないだはニッコニコだったリーシングマネジャーが、今日は手強い。やっぱりベラベラしゃべり倒せる奴が出世していく国なんだなー。我々の物件はすべて国の基準に沿った素材を使っているので落ち度はない、既に契約が開始し入居しているのだから規則は曲げられない、健康上の理由があるなら医者の診断書を持ってきてほしいが、それがあったからといって何かが免除になるわけではない。みたいな感じ。

心が折れかけていたところで、臨時の担当だったほうの不動産屋さんがタフなネゴをがんばってくれて、さまざまな種類のジャブの応酬ののち、家賃1ヶ月ぶんのペナルティでいい、あと今月分の家賃は日割りで返す、というところまでは譲歩してもらった。痛いけど、まあ、仕方がない。そこで呑むことに。日系の不動産屋に頼んでよかった、という瞬間でした。

移る先の管理事務所に行って、やれるところまで入居手続きをして、あと家具の配達の再依頼をしたりして、ホテルへ帰還。どっぷり疲れた。あと初めて小切手を書いた。なんだあれ。大丈夫なのか。大丈夫じゃないと思うんだけど。夫婦でベッドに倒れ、追加で半日寝てしまった。21時ごろ食事を求めて外出したのだが、ボストンに来て初めてのガチ冷え込みに負けて、スーパーで適当なもの買って尻尾を巻いて帰った。ウルムチで-18℃を体験したことがあるのだが、それより顔の痛さは強かった。寒いより痛いと死ぬかもが先行していく感じ。