HDDがいよいよ臨死。買った店に持っていく。少し話しをしたら(脅してないよ)保証対象にしてくれることになり、同じIBMの2.5" 40GBと交換してくれるという。そこで脳裏に浮かんだのはあべくんのひとこと「次は東芝がいいよ。東芝のHDDは世界一ィィ」。HDDは同等品だと富士通IBM東芝の順にそれぞれ3000円差くらいで高いんだけど、「んー、IBMは今回で懲りちゃったなあ。ねえ。(にっこり)」って言ったら東芝のと交換してくれた。いい店です。パワーラボ様。

交換するのに2時間半ほどかかり、その間に新宿をうろつく。ひっさしぶりの新宿だけど、新宿ほど犬を連れて歩くのに不向きな街はない。まず犬連れという行為が常態化していないため、風景として馴染まないこと夥しくて、場違い感がレッドゾーン。したがって受け入れるにせよ断るにせよ、店舗が想定する来客の中に犬がインクルードされていない。もうひとつ言うと、すれ違う人のリアクションの多くは犬だーとかカワイーとかじゃなくて、なぜ新宿に犬がいるんだろう、という怪訝ベースで、さらに言えば大抵の人は犬に気づかない。人は想定していないものは見えないからだ。

これが2丁目まで来ると俄然事情が変わってくる(笑)。ルミ前に人だかりができてしまった。そもそも大の男が小型犬愛玩している時点で十分ゲイなわけで、性的にはノンケも甚だしいが、観念的には俺や瀧坂は(巻き込んでゴメン・笑)ゲイの範疇にあることを否めないと思う。DJのあと、選曲のせいで「ゲイですか?」と聞かれることも多いし、音楽だけじゃなく本も映画も、なぜか魅力を感じる作品はゲイ方面での支持も高かったりする。そもそも新宿で時間が空くと2丁目ぶらりとに行っちゃう、とかねえ。帰りアドホック紀伊国屋でとがしの「男のいろは(最高。ただし単行本化にあたって付け加えられた編集のコメント、邪魔でみっともなくて最悪。そのまま収録すればいいものを、何考えてんだ)」といまさらながら田中圭一神罰(最高)」を買う。

交換終わったiBookを引き上げて、あべ++くんに電話。夕食を一緒にとることに。家の前で待ち合わせると、あべくんと一緒に道に飛び出してきたのは、世にも稀な美貌とスレンダーかつダイナマイなバディ、ベリー・クールでエレガン極まる身のこなしとにじみ出る品性、そしてスーパー・クリティカルな知的トークで居並ぶスノッブたちをも黙らせる、容姿端麗、才色兼備、焼畑農業、印度征服、割箸持参、とにかく絶世の美女だった。ワーイ。ピザとってマンガ読んでスカパー見てゴロゴロして、ふたりがサカリ付き出す前にお暇する。マンガ数冊をおみやげにいただいた。年末恒例の唐木邸お泊まり会ではどんなあべくんの恋愛バナが聞けるのか、いまから待ち遠しい。