2011-04-01から1ヶ月間の記事一覧

1週間が、平日5日が、冗談のように飛んで過ぎ去った。覚えていることといえば初めてお会いしたマンガ家さんが地上の奇跡のように気分のいい性格の方で、いたく感動して帰ってきたことぐらい。仕事も一切はかどらなかった。はかどるという感覚すら忘れてし…

何でも天災のせいにするのは不調法な者お決まりの浅はかさだが、1年以上前にマスターしたはずのある技のグループが、震災以降一切できなくなっていて、なんだこれ、なんだこれ、と落ち込むこと甚だしい。私は運動音痴そのものといった風情の若年期を送った…

2度目の被災地行。牡鹿半島へ。副次的な目的として、前回消化不良だったこと、自分の中でもやもやしたままだったことを見定めなければならない。私はこういったことに慣れていないし、本質的に向いていないとは思う。それなりの成果は収めるだろう。しかし…

長く憧れ続けた人に会う。それはなかなかにスウィートとビターが混濁した、長く暖め続けたからこそ傷みかけてしまったような、悪くないけど爽やかではない、つまり春菊やホタルイカやある種の麹にも似た味がした。

取材で芦花公園。他人様の実家、それも郊外の一戸建てに仕事で上がり込むというのは、独特な居心地の悪さと良さとが共存した、神妙な気持ちにさせられるものだ。お母様がお茶を淹れてくださる。なんだかたまらない気持ちになる。

震災は貧困問題に移行しつつある(後)

5:生き残った者の困窮気仙沼の主力産業である水産加工業と漁業はいずれも港湾部を職場としており、また繁華街も港からすぐのエリアにある。産業のほとんどが津波の被害を受け、組織そのものが消滅した会社も多い。したがって人口の多くが失職状態にあり、…

震災は貧困問題に移行しつつある(前)

4月3日、縁あって気仙沼に物資を届けに行ってきた。事実関係は別の場所に譲るとして、ここでは被災後3週間を経た現場を見て、感じたことを書き連ねてみたい。なお以下は私が実際に観察してきた気仙沼市内についての記述であり、他地域はこの限りではない。…

外出続きでスタミナが切れ掛ける。神保町で久しぶりのボンディ。腹が減ってないのに元気を出すために食う癖が付いてしまい、また新しい仕事のせいもあって、増量甚だしい。端的に言って、デブの域に足を踏み入れてしまった。毎年のことだが、いとうまさみさ…

なんだか日々が飛ぶように過ぎていく。桜を眺める余裕もない。昼に上條が東大の先生を連れて来訪、阿呆丸出しでべらべらと喋くってしまい、あとで思い出して赤面した。晩に津田っちが来て、久しぶりに卓也も含め懐かしいメンツで居酒屋。バイトの子に「津田…

新入社員を迎え、新しい部署の立ち上げを行い、慌ただしく過ごす。忙しいのは嫌いなのだが、仕方ない。昨日の余韻もあり、新しい仕事への期待もあり、ややおかしな昂揚状態にある。

当日の様子はこちらにて。

7時半に帰宅す。昼は今後の行動に備え睡眠を取るつもりだったが、大勢の方がさまざまな物資を持ち寄ってくれて、ありがとうありがとうと言ってる間に過ぎた。晩にピックアップに来てもらい、いざ気仙沼。いいようもない不安にまみれて首都高から東京の町並み…

友人の田中知美ちゃんが気仙沼の知人を支援に行くというので、私もサポートに入ることにする。とりあえず自分の財布でなんとかすればいいかと思っていたのだが、twitterでカンパを呼びかけたところ存外多くの人が反応してくれて、会社のトイレでこっそり泣い…